頻尿・過活動膀胱について
Overactive bladder

症状

頻尿とは昼に8回以上、夜間頻尿とは夜間に1回以上の排尿があることをいいます。
また過活動膀胱とは、尿意切迫感(急に起る抑え切れないほどの強い尿意)を主症状とし、通常これに頻尿(夜間頻尿)を伴い、場合によっては切迫性尿失禁をきたすもの」と定義されます。

過活動膀胱01

診断方法

質問票や排尿日誌、尿検査、超音波検査などの検査を行い診断します。

治療

まずは薬物療法と行動療法を併用して行います。
行動療法とは生活指導や膀胱訓練、骨盤底筋体操のことです。
当センターでは専従の理学療法士による骨盤底筋体操の指導が受けられます。
しかし、これらの治療でよくならない場合や内服薬の副作用により治療を続けられない場合はボツリヌス療法や仙骨刺激療法(SNM)を行います。
いずれの治療法も保険適用です。入院し手術室で行います。

ボツリヌス療法
ボツリヌス療法とは、膀胱鏡を用いて膀胱内にA型ボツリヌス毒素製剤(ボトックス®︎)を膀胱壁に注入する治療法です。

過活動膀胱02

仙骨刺激療法(SNM)
仙骨刺激療法(SNM)とは仙骨神経刺激システムを用いて仙骨神経に電流を流す方法です。

過活動膀胱03